医療レーザー脱毛
レーザー脱毛のしくみ
医療レーザーの永久脱毛は、レーザーによる毛包部分の永久的な組織破壊により、永久に発毛が起こらないようにする治療です。レーザーによる永久脱毛の研究は1994年、ハーバード大学のAndersonを中心とするグループによって始まりました。1996年には理論が確立され、Cynosure社がその理論に適合するレーザー装置を開発し、レーザーの永久脱毛時代が到来しました。
1999年には米国FDAが一部のレーザー脱毛機を認可し、「永久減毛」効果を認めています。
永久脱毛用のレーザーとしては、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、YAGレーザーなど様々なものが開発されています。 そのうちレーザー脱毛で使用されるアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーは、皮膚に照射するとメラニンと血液中のヘモグロビンに吸収され、熱エネルギーに変化します。
その他の組織では、レーザー光が吸収されない為に、熱エネルギーに変化することなく永久に拡散・減衰していきます。レーザーの永久脱毛をしても、十分な永久脱毛効果が得られないこともありますが、これは照射出力が弱すぎたり、毛包にメラニンが少なかったりすることが考えられます。
基本的に毛というものは再生力が強い組織なので、十分に破壊できなければ永久に再生してしまいます。とはいえ、出力が高過ぎると熱傷のような副作用が出てしまうこともあります。 発毛再生の仕組みは毛包部分にあると考えられるので、その部分を永久に破壊する必要があります。レーザー光は毛包内のメラニンに吸収され、熱エネルギーに変換されます。この時に毛包周辺の発毛組織をこの熱によって永久に破壊することが出来れば、永久的な効果が期待されるのです。
美肌効果
ムダ毛の処理のためのレーザー脱毛が、脱毛だけではなく美肌効果もあるのはご存知でしょうか?
レーザーは、黒いものに反応し消滅させるという性質があります。
ですから、同時にシミを薄くしたり、発生した熱が加わって新陳代謝がアップし結果的にコラーゲンを作る働きを助けたりします。
それによって肌のハリが蘇ることにつながります。
毛穴が目立つというお悩みの方は顔の産毛が濃い方が多いようです。
それぞれの毛穴に毛や剃った断面が見えれば、どうしても産毛の薄い方より目立ってしまいます。
また産毛の濃い方というのは脂性肌の方が多く、ホルモンバランスの影響や、毛穴に汚れを詰まらせやすいということもあるのかもしれません。
毛穴にお悩みの方は、もしかすると産毛のせいでお悩みではありませんか?
体臭もカット
レーザー脱毛をすると体臭もカットできるのはご存知ですか?
夏は汗などが原因の体臭でお悩みのかたも少なくないのではないでしょうか。
思春期以降は、汗をかきますとアポクリン腺からの分泌物のために体臭が生じやすくなります。
元々は異性を惹きつけるためのヒトの遺伝子に組み込まれたものですが、特に汗をかきやすい方は悩んでいるのではないでしょうか。
こちらもホルモンバランスの影響から、女性でもワキの毛の濃い方は臭いも強い傾向があるようです。
他にも食べ物などの生活習慣や個人差によっても強さが異なります。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。
このうち、アポクリン汗腺は毛に付着しているため、レーザー脱毛で毛がダメージを受ける際、一緒にダメージを受けるのです。
ムダ毛の処理で臭いもカットできるのは、まさに一石二鳥といえるでしょう。
レーザー脱毛が向くタイプと向かないタイプ
向くタイプ
- 色白~普通までの肌で、日焼けをしていない
- 毛が黒い
- 毛が濃い、毛が太い
向かないタイプ
- かなり色黒、または日焼けをしている
- 金髪、栗色、白髪などの毛
- 毛が非常に細い
- 毛抜き処理をして数日以内
これは、レーザーが黒い色に吸収される性質があるためです(逆に白は吸収されません)。
ご安心ください
「医療レーザー脱毛に興味はあるのだけれど、敏感肌でも大丈夫?」と、ご心配の方は結構多くいらっしゃいます。
乾燥肌は過敏な反応(照射後にかゆみなどが出やすいなど)を起こす傾向はありますが、治療開始と同時に保湿などのケアを注意していけば それほど問題はありません。
アトピーについては、治療部分が健常な皮膚に近い状態であれば、他の箇所に皮疹などがあっても、治療可能な場合も多くあります。
にきびのできやすい箇所については、一過性に新陳代謝が良くなるため にきび自体が一時的に悪化することがあります。
レーザー照射後の肌の反応については、個人差が大きく予測することは難しい場合が多いので、ご心配の場合は医療レーザー脱毛のテスト照射を受けた上、数日間様子を見てから開始されることをお勧めします。


